PESTの観点から将来について考える

 まずP(politics)について法律、政治、条例ということで日本国内での変化というのも当然大事であると思う。しかし将来的に今より確実にグローバル化は進んでいき、インターネット上などではもはや国境は存在していないかもしれない。そういったことを考えると外国の法律、政治、条例にも今より耳を傾けて生活するようになるかもしれないと思った。さらに現在は規制がかかっていてなかなか現実的に厳しいと思われていることも将来的には規制緩和によって様々なことが出来るようになるかもしれないし、逆に出来なくなるかもしれない。個人的に公務員を目指している身としてもっと町の新たな条例などに敏感になっていかないとだなあと感じた。

 次にE(economy)についてだが消費について考えると若者の視点から見て特に今の学生なんかは現実お金をほとんど持ってないし、これまでも基本的に節約節約で生きてきた人が多いと思うので、若者の車離れが代表的な例であるようにお金を持つようになっても積極的に浪費する人は少なく、貯金などに回すというのが一般的になるんじゃないかと思っている。(まあ車離れについては交通機関の充実など他の要因もあるとは思うけど)。しかし大学生になって思ったのは投資なんかは学生のすることじゃないと昔は思っていたけどやはりインターネットの普及もあって結構簡単にできるため周りにもしている人はちらほらいるし、実際自分も家族で資産運用について話したりすることは多い。所得や消費の動きとしては物(製品など)を買うということから物理的には存在していないものにお金を使っていくかもと思った。

 次にS(society)について日本では少子高齢化社会による人材不足というのが代表的なものだと思う。日本の生産年齢人口は2016年で約7600万人となっているが、実質15、16、17歳なんかで働いている人はほとんどいないということを考えるともっと少ないということになる。さらにこの人口は年々減少しており、2050年には5000万人を切るとも言われている。これに今すでに問題になっている介護士の不足などが重なっているのが現状だと思う。思い切って移民による労働力の確保みたいなこともあるかもしれないけど、それには言語や生活習慣、宗教などこれまた難しい問題が出てくるからなあと思ったり。

 最後はT(technology)についてで正直これはAIに尽きると思う。何でもかんでもAIが搭載されて漫画に出てくるような世界に本当になりそうな気がする。上に出てきた介護問題でAI搭載の人型ロボットが施設内をぐるぐる回る日が来て速攻解決されそうな予感もする。そうすると人材不足が一変、競争激化なっていくのかなあ。お金はないけど生活は楽になったみたいなわけわからん時代になるかも。そのうちAIそれぞれに個性が出てきて生産年齢人口に数えますみたいなことになったりして。さすがにそれはないかもしれないがそう思わせるような働きをする何かが近い将来世に出てくることは確実だと思う。

 色々統計などを調べて考えてみたけどポジティブなことばかりではないなあと。でもその劇的な変化を一番いい年齢で見られる、感じられるかもしれないと思うとちょっとワクワク。